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第二回目:自分色の作品を創り出すために


プロの写真家さんに対する講評で

「あの人の色は独特で作品を見れば一目でわかる」

とか

「さすが〇〇カラーだ」とか言われているのを目にします。

また、SNSでも

「××さんの色使いにあこがれる」

とか

「早く自分のカラーを見付けたい」

という類の書き込みを目にすることがあります。

 

私も「どうやったら自分のカラーを見付けられますか?自分のは特徴がなくて・・・」

と聞かれたことがあります。

 

そういう時は必ず

「どんどん撮って感動した所をしっかり記憶に残して。帰ったら沢山現像して積極的に素敵だと思う人を真似してみたら?」

と答えます。

 

何故か。

 

私の考えでは、個人の感性とはその人しか持ち得ないものなのでいくら真似しても撮った本人のオリジナルとなり、決して目標としている人と同じ作品は出来上がらないと思ってます。

 

更には作品の色使いは最初は真似をしていたとしても回数を重ねるとその人独自の感性に集約されて行くはずとも思っています。

 

つまり例え真似たとしても結局は”自分好みの色にしかならない”んですよ。

 

真似とはレタッチの色使いの引き出しを増やす作業です。あくまでも作業なので練習だと思います。

 

もしあなたが自分の色をもっともっと強く出したいと願うのであれば、撮影の時によくよく観察して感動を探しましょう。

更に繰り返し通って、そのたびに前と違う感動を探しましょう。

 

つまり「感性を磨く」事が自分色への近道だと思います。

 

あなたは感性を磨いてますか?